戦前・ 戦後の雑誌など

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講談雑誌
近年粗悪な雑誌が増加していることを憂う
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役者や俳優などのグラビア版写真あり
雲野かよ子さんの写真が素敵だった
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高等小学校へ入学するための問題集
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女学生の書き込みあり
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戦後すぐ 藁半紙
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歌える曲は夢のパラダイスの東京ラプソディーくらいだった
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大正時代疥癬多い(10人に1人)
台風
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ガリ版刷りのエロ小説
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ガリ版読めぬ。おそらくエロ小説。
避難宿
主人公が嵐にあい、列車に乗り合わせた2人のご婦人(&赤ん坊)と共にめくるめく夜を過ごす話。一人はおぼこ、もう一人は人妻
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源氏後日物語
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手書き。戦争賛美の台紙にエロ小説綴じるだなんて。また閉じるのに使っていたタンパク質素材の絹糸の劣化が激しい
犯罪科學 創刊號
昭和5年6月、武侠社、定価60銭
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エログロの時代、昭和最初期。同性愛や歌舞伎など女装文化の記事が興味深い。
ニュー・スタイルⅠ 昭和21年
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ファッション雑誌。絵が上手い
Woman's Maga-zine 女性
新生社、昭和21年8月号、特価5円
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特別読物 人肉の市X(エックス)
愛慾 悲恋 情炎 股旅 任侠 豪快読物満載
文映社、昭和24年11月1日、定価75円
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大正時代に流行した人肉の市の元ネタとは結構違う畳む
田原香風『日本男色考』茜書房、昭和22年、定価15円
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筆者のペンネームは田山花袋と永井荷風のキメラだろうか。内容は古代から江戸辺りまでの男色通史。和歌や男色大鏡など史料をもとに解説している。女性同士の記述もあり。
書いたのは在野の好事家か、はたまた研究者か。好事家なら同性愛を多少なりとも賛美するような気もするがそのような記述が全く見られないのは謎めいている。
しかしこう見るととにかく男色に関する偏見は凄まじい。興味深いが当事者の苦労は並ではなかったのだと思う。
個人的には軍制における男色を知りたかったがさすがになかった。(昭和一桁台では下火に、上野公園で男色があるばかり 程度)畳む
『実話世界』トピツク社、
昭和24年9月1日、定価50円

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表紙の破損にびっくりするが入手した時に絵が虫眼鏡か何かで焦げていたからだ。原色多め。
スパイとして有名な満州の皇女川島芳子氏が取り上げられていたため気になって入手した。この方は男装をしていたことで有名だがその方にも実は男性とのロマンスがあったのだ、という真偽不明の記事が載っていた。怪しげな聞き書きはカストリらしい憶測記事にも見える。畳む
昭和 古銭価格圖譜 全
昭和31年
万国貨幣研究會
82頁
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戦後10年経っても和綴じの書が平然と出版されていた事には驚く。古銭コレクターに向けた本のようなので納得はできるが、和本作りのノウハウが市井に現存していたことも大きいのではないか。畳む
※垂録 (※判読不可)
おそらく戦前、昭和初期か?
奥付が無いことから裏本である可能性が高い
春屑庵主人 編 (春宵のもじりだろう)
89頁
収録短編一覧

「四季の花」「世話情」「戀の柵」「張形琳乃玉琳の輪」
「白河夜船」「令夫人(海軍武官夫人)」「戀愛と凌辱「サード風の一例」」
「三組盃」「女大學」「花のあり香」
「新開を犯す事辨」「新選古今枕大全」「指南車」
「夢幻の奇交」「戀のみなと」「修善寺物語」
「春情艶話 娘隻枕記」「嫁入の心得」畳む

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以下感想
春本とカストリの間にも勿論存在した裏本。上品な言葉遣いが良い。劣化して半分焦げたような状態で90年近く保存されていたことは奇跡としか言いようがない。上手くスキャンしてup出来ればいいと思っている
追記:スキャンしたら黒つぶれした……畳む

私立探偵養成講義 第1・2・3巻
昭和26年12月初版 昭和30年1月5版
J・S・P探偵社
非売品
88・92・106頁
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以下感想
見た目は怪しげな冊子だが中身は至って真面目な私立探偵(公立探偵は刑事のこと)になるための解説書だ。刑法、財務の計算諸々が前半にぎっしり。尊属殺規定があって感動。後半には私人逮捕のノウハウ伝授や警察の隠語解説など箸休め的内容も多い畳む
現代用語の基礎知識 決定版 一九五一年度
昭和26年2月
自由国民社
特価180円
528頁
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以下感想

当時の様相や流行り言葉を知ることが出来大変便利な本である。反面現代と異なる意味で使われている言葉も多いので(街角紳士 意味はスリ みたいに)文脈を間違えぬよう気をつけないと……畳む
家計簿 個人蔵 3冊
昭和25年12月25日~昭和29年10月25日
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以下感想
戦後の物価や手に入れることのできた品目が分かる大変貴重なもの。裕福な家庭だったようでりんご、みかん、バナナ、びわなど毎月果物を買っている それに2500円のラジオも畳む
科学の学校1 3年
昭和28年6月5日発行
岩波書店
定価90円
40頁
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雄鶏通信
昭和24年3月号
雄鶏社
定価50円
120頁
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全篇面白づくめ 讀切小説集
昭和25年6月号
テラス社
定価80円
110頁
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少し長めの小説中心。ルポルタージュでは戦後引き揚げに苦労したうら若き女性たちの回想録が語られる。畳む
バクロ雑誌 眞相
昭和21年 第3号
東京人民社
32頁
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以下感想
以前から雑誌の存在は知っていたため骨董市で見つけ思わず声をあげた。他とは内容が異なり政治批判系のカストリ雑誌だ。 ただしカストリといってもあることないこと書き散らしている猥雑さはない。バクロと豪語しているが実際の内容としては比較的まっとうなことを書いているように思った。
コラムでも強烈な皮肉はなく、「白髪天皇」などと過去の天皇も現人神などではないことを多少揶揄している程度だ。 まあ現代から見ての所感なので前年まで戦争をしていたことから考えるとこれでも随分な言論の自由といえるだろう。

この雑誌5年ほど続いたらしく大体の顛末はのちにこの雑誌 に書かれている。 徐々に経営がいい加減になったことで倒産したとあった。
しかし見たところ巻号の内容が実際のものと異なるという明らかな事実誤認が存在していた。また経済往来社がおそらくライバル会社であったという立場も考慮せねばならない。 よってこれもどこまで真実を示しているかは分からない。真実は藪の中なのである。
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東日マガジン(旬報)
昭和6年7月25日発行(第1年第5号)
定価1ヵ月90銭
32頁
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産業と産業人
昭和23年6月號
産業人社発行
定価30円
48頁
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青少年のための科學の世界
昭和21年5月號
定価3.00銭(送料10銭)
40頁
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眞相小説集 眞相特集版
昭和25年1月(第15集)
特価60円
70頁
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婦人画報
昭和23年9月号
定価35円
48頁
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傷痍軍人の妻にえげつないインタビューを重ねている。(まんま乱歩の芋虫)記者に人の心はないのか畳む
婦人画報
昭和22年3月号
定価12円
72頁
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婦人画報
昭和22年4-5月号
定価15円
58頁
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犯罪學雑誌 第二巻 第四號
双胎児研究號
犯罪學雑誌発行所
昭和4年11月発行
124頁
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以下感想
双子の研究が興味深かった。昔にも当然双生児は存在したのだ。研究誌だけあって犯罪が名前を伏せただけで赤裸々に書かれている。畳む
創刊號 苦楽
昭和21年11月
定価8円
172頁
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少女クラブ
昭和24年5月号
定価65円 88頁
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講談俱楽部
昭和17年4月號
大日本雄辯會講談社
定価金60銭
262頁
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文化人の性科学誌 人間探求
昭和26年6月 12
第一出版社
定価85円 地方90円
124頁
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文化人の性科学誌 人間探求
昭和27年1月 第21号
第一出版社
定価85円
124頁
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文化人の性科学誌 あまとりあ
昭和26年11月号
あまとりあ社
定価90円
134頁
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人間の哀歌 人生の秘密
別冊猟奇
昭和24年10月
定価50円
人間館
130頁
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全部読切 新聞に出ない特ダネ
探偵実話
愛慾探偵怪奇大読物号
昭和26年 7月号
世界社
定価75円
222頁
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怪奇雑誌
特集 図解四十八手うら表
昭和27年6月号
怪奇雑誌社
定価90円
308頁
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以下感想

「怪奇雑誌」というおどろおどろしいタイトルの本書。だが実の所妖怪や幽霊の描写はない。猟奇殺人や異常な心中など所謂猟奇系の記事が多く見受けられる。 あとは古今東西のエロ。というかよくこの題材だけでまる一冊書けたものだ。とはいえ、こちとら分厚ければ分厚いほどテンションが上がる。

もっとも興味を惹いたのは『男娼のモリモリ』(角達也の男娼の森(1949)が元ネタらしい)という記事。二階を間借りして暮らす男娼の生活を生々しく描いている。歴史的史料としては垂涎もの。 ただ話の端々には侮蔑と風あたりの強さが露骨に伺えた。
史実を曲げることは好きでないので倫理的是非はここでは考慮しない。出版された時期の風潮を表していて興味深く思う。

巻頭カラーは西洋のカップルとデカメロンが題材。昭和期には翻訳ブームがあったと小耳に挟んでいたがメジャーな作品だったのか。
戦後間もないせいか、当時の業界に知識人が多数参加していたようで比較的含蓄のある記事が多い。作家たちは露骨な偽名ばかりでニヤニヤ。
あとは四十八手。流石に許可が下りないと踏んだのか、江戸期の春画は顔の箇所だけが部分的にトリミングされている。チャタレー夫人があれだけ問題になる訳だからな…… コラムによれば戦前の方が余程厳しかったということだが。
しかし実写写真がないことで僅かばかりの品性が絶妙なバランスで保たれていて凄い。

というか昭和22年の婦人画報に何故か若奥様と海水浴場の割と好色なグラビア(紙質は普通紙)が見られたのは何故なのか。 予算の都合ということか?さも見てきたかのような書きぶりと憶測が面白いな……畳む

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2024年5月16日(木) 23時03分01秒〔3日前〕